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HIGH FIDELITY BLOG Ver.2.0

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パンクブーブー

毎年恒例のベストディスク、やっと書く時間が取れました。これをやらないと年を越せません(笑)今年は比較的厳選してCDを購入していたので、どれも甲乙付け難いのですが、その中でも意外性の強く印象に残ったものを選出したいと思います。ちなみに購入枚数を毎年数えているので今年も数えました、48枚です。

□□■ Best Disc 2009 ■□□□□■ Rock ■□□□□

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左よりFlaming Lips 「Embryonic」
Tyondai Braxton 「Central Market」
Built To Spill 「There Is No Enemy」
Yeah Yeah Yeahs 「It's Blitz」

「Embryonic」は"ポップなFlaming Lipsの方が断然好きだ!"という自分の観念を覆しました。様々な音の要素を一つに合わせてうねるグルーブを生み出す、彼らはそんな荒行を意識的では無く、セッション中に出来上がったと言い、リスナーにもそのように聴かせてくれます。"必然の産物"でもあり"偶然の産物"でもある、格好良く言い過ぎましたが、2回、3回と聴き返す度に本作からとてつもないエネルギーを貰ったのです。
他に選出した中でも特筆したいのがタイヨンダイのソロアルバム「Central Market」。Battlesの頭脳が作り出した作品は電子音と生音オーケストラのシンフォニックな完全融合、個人的にはかなり推したいのですが、インスト中心なので好みが分かれそうな気も。来年あたり彼がフルオーケストラでライブをやってくれないかなぁ。

□□■ Best Disc 2009 ■□□□□■ Club、Hiphop ■□□□□

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左よりKettel 「Myam James Part 2」
Hudson Mohawke 「Butter」
Royksopp 「Junior」
4 Hero 「Extensions」

このジャンルでベストディスクと言っても横一線なのですが、私が大ファンのKettelが今年に新作をリリースしたのでこちらを選びます。「Myam James Part 2」は、同じエレクトロニカ界隈で既に名を馳せているBoards Of Canadaのようなふんわりとした雰囲気をまといつつ、さらにメロディの良さを昇華させた快作です。家で楽しむ音楽としても極上の一枚。今年初来日したようですが行けなかった事が悔やまれますな・・。
エレグラ予習の為だけに買ったつもりがすっかりハマってしまったHudson Mohawke、3rdアルバムを待ち続けていたエレクトロポップデュオRoyksopp、革新性は無いけれど相変わらずのハイセンス振りを披露した4 Hero、以上がアルバムトータルでよく聴いていた4枚です。

□□■ Best Disc 2009 ■□□□□■ Jazz、world ■□□□□

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左よりJukka Eskola 「Walkover」
Alessandro Magnanini 「Someway Still I Do」
Marcos Sacramento 「Na Cabaca」
Buju Banton 「Rasta Got Soul」

Five Corners QuintetのフロントマンであるJukka Eskolaのソロアルバム「Walkover」、ジャズはこればかり聴いてました。トランペットを主体にしスウィング、ファンク、ラテンと演奏スタイルの歴史をそのままアルバム一つにまとめたかのような面白さがあります。電子ピアノの穏やかな音が北欧ジャズ特有の洒落た雰囲気を非常に良く演出しておりますね。
正統派ジャズから離れ、さらにクラブ寄りになったAlessandro Magnanini、彼の所属するSchemaレーベルはNicola Conteを始めとし私にとって大好きなミュージシャンの宝庫でして、この「Someway Still I Do」も購入して間違いの無い一品でした。他はワールドミュージックからサンバ歌手Marcos Sacramentoの新作、レゲエ歌手Buju Bantonを選出です。今までレゲエなんてBob MarleyやJimmy Cliffくらいしか聴いてこなかったのですが、今年から勉強を始めました(無駄な勉強ですが・・)

□□■ Best Disc 2009 ■□□□□■ japanese ■□□□□

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左よりtoe 「For Long Tomorrow」
Superfly 「Box Emotions」
MONO 「Hymn To The Immortal Wind」
Hawaiian6 「Bonds」

先日購入したばかりですが、日本勢はtoeの新作がダントツ。何層にも重なる音をエモーショナルに聴かせてくれる素晴らしい出来、また原田郁子や土岐麻子と言ったゲスト陣を迎えてのヴォーカル曲もアルバムの良きスパイスとなっています。ほんの少し慎ましいところがとても日本的で好きです。
お次、Superflyの2ndアルバム「Box Emotions」。1stアルバムの時からそうだったのですが、昨今の"シングル曲で勝負!"なJ-pop作品とは一線を画す楽曲の充実振り。何を隠そう彼女見たさにカウントダウンジャパンに行こうと思った程です(笑)
他に良く聴いていたのがインストロックMONO、メロコアバンドHawaiian6の新作。

□□■ Best Track 2009 ■□□□□■ All ■□□□□

Passion Pit "The Reeling"
Basement Jaxx "Raindrops"
Fever Ray "When I Grow Up"
Muse "United States Of Eurasia"

と、ここまで結構時間をかけて書きましたが、ベストディスク新人編とベストライブは割愛させて頂きます。書けたら後日書きます。当記事の更新時刻を見てもらうと分かりますが、気付いたら朝4時です・・。
最後になりますが、また来年もうちのブログをどうぞ宜しくお願い致します!
# by a24opp | 2009-12-31 04:03 | 音ネタ

鋼の錬金術師

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休日、そして久しぶりのスポーツジム。ここ最近は忘年会ばかりで体が・・って事で、いつもは走り中心のメニューにプールプログラムを加えてみました。泳ぐのは余計な事を考えずに夢中になれるから良いですな。それと胴回りのシェイプアップに"ラテンエアロ"をやってみたかったけれども、99%女性領域に入っていく勇気が無かった(汗)
入ってはイカン!と思いつつ、遅い昼食に柿安 三尺三寸箸。ビュッフェスタイルなので、なるべく低カロリーの品目をセレクトするはずが、手が勝手に肉系&炒め物を取る有様でした。(↑画像参照)

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左より「Touchdown」Brakes、「For Long Tomorrow」toe

帰りにタワレコでCD購入。元British Sea Powerのイーモンが中心となり活動するBrakes、ついに3rdアルバムまで発売しました!しかも国内盤はボートラ15曲という大容量(本編の内容は大丈夫なのか?)。1st、2ndと段々と良くなってきているので今回も期待して聴きます。もう一枚は国内インストバンドtoeの2ndアルバム、ジャケも凝っていてgoodです。
最後に、、ここ数日の東京は寒過ぎて耐えられません・・
# by a24opp | 2009-12-20 22:23 | 週末記録

繊維強化プラスチック

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東京オペラシティにて開催されているヴェルナー・パントン展に行ってきました!属に言う"ミッドセンチュリーモダン"と呼ばれるデザイナーズ家具の中で、何度も開催されているイームズ展に対して、パントン展は今回が日本初だったのです。勿論、椅子やランプといった家具の展示も目当てでしたが、"ファンタジー・ランドスケープの再現"(↑写真)が面白かったなぁ。中で寝ている人がいたり子供が跳ねたりしていて、さすがに今回の目玉だけあって人が多かったです。それと、床に曲線的な凹凸を付けた"3Dカーペット"に寝そべりながら映像を見る空間があるのですが、あそこも居心地が良すぎて何度も寝そうになりました(Zz)

体感できるパントンワールドの事ばかり書きましたが、他の展示も特筆するものが多く、初期の作品(バチェラーチェア、チボリチェア)からパントンチェアへの遷移、空間に対する総合的なプロダクション、全く日本では馴染みの無いテキスタイルの展示も興味深いものがありました。私はジオメトリック柄のファブリックを使ったクッションを4年くらい前に買いましたが、今もソファの片隅で私の肘を支えてます(笑)

展覧会に行く前にパークハイアット41FのPeak Loungeでアフタヌーンティしてきましたので記録。ここでは景色のよく見える席が取れると長居してしまいますね、紅茶とコーヒーを4杯も飲んでしまった。

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# by a24opp | 2009-12-13 20:38 | 週末記録

Resist Phoney Encores!

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スーファリレポを書いていなかった事に気付きました(笑)もう先週の事なので記憶に薄いですが、簡単レポです↓

□ いらない前置き □
11/26(木)、9thアルバム「Dark Days/Light Years」を引っ提げたSuper Furry Animalsの来日公演が無事に行われた。私個人としては4度目の鑑賞になるが、アルバム毎に大きく方向性を変える音作りも相まって、彼らのステージにマンネリを感じた事は無い。こと「Dark Days/Light Years」に関しても、先進的で実験性のある曲を配しつつ、ロックの原点に立ち帰る作品となり、今回の来日を心待ちにしていた。ポップさを求める方には少々聴き難いかもしれないが、アルバムを何回もリピートすれば味が出てくるものである。当の私も(苦行のように)聴き続けたのだから(汗)

□ 被り物無しのグリフが! □
今日はどういうステージ演出を見せてくれるのか?開演時間を15分程過ぎたあたりで"Slow Life"のイントロと共にメンバーの登場!グリフが手に持った大きなプレートが気になっていたが、すぐさま彼がそのプレートを私達に掲げて見せた。書かれた文字は日本語で"拍手"・・・、スーファリ健在である。2曲目で早速電話、"Rings Around The World"はここ数年で最も切れが悪くオーディエンスの反応もイマイチであったが、次曲も定番の"Golden Retriever"を演奏し安心させてくれた。

新曲"Mt."、"Moped Eyes"、前者はCD音源のクオリティを損なわない出来であったが、後者に関しては各音のバランスが悪いのかとても単調に聴こえてしまった。私がCDを聴き過ぎたのだろうか?と思えるほどに。ほんわかとした雰囲気の会場をさらに増長させる"Demons"、"If You Don't~"はどちらも初期の名作と言われるだけあり、相変わらずブレの無い演奏を見せ付けたように思う。それに比較される次曲(新曲)"Inaugram Trams"は完成度の低さを否めない、彼らはシンセや録音に頼る曲を得意としない気がする。新曲に対する不安が募るばかりである。

7thアルバム「Love Kraft」から昨今のライブでは必ず披露される"Zoom!"、当初は無駄に長いと思っていたこの曲も鑑賞を重ねる度に貫禄を帯びてきて、これがファンの歴史というものだなぁと感じた直後、会場の空気を一瞬にしてガラッと変えるイントロに大きな歓声、"Hello Sunshine"!これだけの為に来たと言っても良いくらい。

私が一番好きな"Juxtapozed With U"、本日はスペシャルバージョンでお届けされた。会場の渋谷AXの天井にはミラーボールが設置されていて、まさにディスコライクな空間に!ヴォイスエフェクトと通常のマイクを行ったり来たりするグリフの歌い方はいつ見ても忙しそうだ(笑)。終盤になり新曲で最も聴きたかった"Crazy Naked Girls"!こんなにライブ映えする曲だとは思わなかったと言える盛り上がりっぷり、これは今後も演り続けてほしい。新曲も不安要素ばかりでは無い。(書き忘れましたが、"Neil Diamond"も良かったです)

最後に掲げられたプレートを見て大笑い、"わざとらしいアンコールは控えます"とな。という事でアンコール無しが告げられたところで"Keep The Cosmic Trigger Happy"を演奏して終了。最高に幸せになる曲で幕を閉じたのだった。

/// set list ///

1.Slow Life
2.(Drawing) Rings Around The World
3.Golden Retriever
4.Hometown Unicorn
5.Mt.
6.Moped Eyes
7.Demons
8.If You Don't Want Me To Destroy You
9.Inaugram Trams
10.The Very Best Of Neil Diamond
11.White Sox/Flip Flops
12.ICE HOCKEY HAIR
13.Zoom!
14.Hello Sunshine
15.Juxtapozed With U
16.The International Language Of Screaming
17.God! Show Me Magic
18.Neo Consumer
19.Crazy Naked Girls
20.The Man Don't Give A F**k
21.Keep The Cosmic Trigger Happy
# by a24opp | 2009-12-07 00:53 | ライブ&イベントレポ

Second Coming

原宿のTokyo Hipsters Clubで現在開催されている"John Squire Exhibition"を鑑賞してきました。私は熱心なStone Rosesファンでは無かったので、元バンドのギタリストであったJohn Squireが自身で個展を催していたなんて知りませんでしたが、アルバムカバー等のアートディレクションもStone Roses発足当時から彼が行っていたようですね。先日、そんな貴重な情報をPGさんから教えて頂き、早速訪れてみましたのでご報告~。

平日だったので鑑賞していたのは私一人!それほど広くない展示スペースに約30点ほどの作品があり、そのどれもが同じモチーフの連続であったり、幾何学的模様の非対称配置であったりと、それが何を表しどういう意味があるのか考えさせられるものばかりでした。色味が抑えられ一見無機質に思えますが、焼印を使ったグラデーション、キャンバスやカーディ紙の質感がほのかな温かさを与えてくれる、そんなようにも感じました。

会場で配布されたポストカードを撮った右下の写真↓は今回のアートワークでも比較的シンプルな"Jet"という作品。実際に間近にすると、ところどころに焦げや穴があったりと手作業の痕跡が見られ、コンピュータで容易に得られるような"単なるグラフィックアート"以上の感動を与えてくれます。

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# by a24opp | 2009-11-28 15:54 | ライブ&イベントレポ
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音楽が好きです、映画が好きです、比較的インドアです、日記を書き終えました。2010/10/06


by a24opp
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